税理士 各務守 その1
商人のわしが、こんなことを言うと、さぞかし疑いのまなざしであろう。
「ほほう、商人のおまはんが言うくらいなら、さぞかし悪徳税理士だろうよ」
言っておくが、「零細小売業は、気の毒なものである。」
わしは、水戸黄門がいけないと思う。
いえいえ、三戸光圀のことは、しらない。
もちろん会ったこともないし、歴史上どんな活躍をしたかも知らない。
けれど、TV上、どんな活躍をしたかは、そこそこ知っている。
「TV時代劇 水戸黄門」がいけないと思う。
そうあれだ、ラベルのボレロに似たようなリズムであるが、
ちょっと違うあのテーマソング。
そうあれだ、終了5分前だけ見れば、溜飲が下がる。
そうあれだ、助さん角さんが、雇われているだけの末端役人を、やたらたたき切る。
あげくの果て、印籠を見せて、引導を渡す、あれだ。
あの番組だ。
なんで、いつも、悪人は、お代官様と商人か?
官僚たたきと、商人に対する不信感を、実際の現実とは(少なくとも零細小売業の場合)全く関係なく
モデル化、刷り込みしてしまった。
確かに、わしは酒飲みである。
確かにわしは、音楽が好きである。
アコギは、時々弾くけれど
あんな、あの番組に出てくるようなアコギなことは、全然していない。
先日など、申告間違いで、還付金が増えたほどである。
つづく・・・・。
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とりあえず、シリーズ第1回は、本題に触れずに終わってしまうのであった。
機会があれば、続きをお話したいと思います。