ボビンキャッチャー

もう、発売されて結構時間がたっていると思う。
発売されたとき、これは絶対売れる!と思った。
が、思ったほど売れなかった。
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ミシン糸とボビンを一体にして保管できる優れものである。

わしのような、物をよくなくす人には、よいと思う。
万一なくすときも、一緒になくすので、なくしたことにも気づかず、未練なくすごすことができる。

そう、なくす時は、なくしたのも気づかないように、なくしたいものである。
でも、なくすとショックなものは、大抵の場合、なくしたことに気がつくので、人生うまくいかない。

ときどき、大切なものをなくしたかなぁ・・・と気がつきそうになることがある。
そんなときは、「ちょっとどこかに紛れ込んでいるだけで、なくしたわけではない」
ということにしておく。・・・というか、そんな雰囲気にしておく。

言葉にしてしまうといけない。
「なくしたわけではない」という言葉が発展して「なくしたに違いない」となってしまうからだ。

ことばにせず、なんとなく「ないなぁ。最近見ないなぁ。という雰囲気」にするにとどめることである。

言葉にするのは、良くないこともある。